派遣に関することについて
派遣は、働く者の希望や気持ちにフィットした。新しい働き方の一つです。いろいろな職場を体験することができて、一つの仕事や業務に縛られないことが最大の魅力です。派遣は、仕事を自分で自由に選ぶことができて、嫌な上司や長時間の労働や過密労働を拒否できる点にメリットがあるとされています。しかし、派遣労働はそんなにバラ色の世界ではありません。むしろ、実際に長期に働いた時には共通して不満が多く、労働者の権利という点からは多くの問題を含んだ働き方といえます。
派遣労働は、同じ職場で同じように働いても、労働条件が正社員より格段に低く、またいつ職を失うかもしれない不安定な間接雇用です。ところが、1985年制定の派遣法は、派遣労働者の地位を改善するのではなく、当時は違法であった派遣労働を、ほぼそのまま特別な保護をすることなく、例外的に追認するだけのものでした。
現行派遣法の権利保護規定は貧弱で、行政機関も消極的です。しかし、希望通りの解決でなくても、労働者自身が頑張れば、泣き寝入りをしないですみます。また、普段から知識を身につけておけば、無用なトラブルを防止することにもなります。今ではほとんどの事業所で派遣労働が広がっています。
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